資格が取れるお茶関連講座のご紹介もこれが最後です。私が、中国茶を学ぼうと思った4年くらい前に比べて、閉鎖している教室や協会などもあり、時代の移り変わりを感じました。
ちょっと寂しくも感じてしまいました(´・ω・`)
気を取り直して、ご紹介していきますねー。
この記事では中国茶資格のあれこれと講座、開催店舗などの紹介をしています。
これからお茶の事を学びたい人や講習会を受けてみたい人へ向けての記事です。
中国茶関連の資格
まず、中国茶関連の資格というと、大体下記のような種類があげられます。
① 中国茶インストラクター/アドバイザー
② 中国茶エキスパート
③ 専門店独自のインストラクター
⑤ 茶芸師
⑥ 評茶師
細かくみてきますと・・・。
中国茶インストラクター/アドバイザー
日本国内で取れる、指導者になる為の資格と購入者に対してアドバイスするための資格がとれる講座になります。下記の団体が主に、資格習得のための講座や試験などを開催しています。
中国国際茶文化研究会
中国浙江省に本部を置く「中国茶国際茶文化研究会認定会」が認定する2006年1月1日よりスタートした資格です。日本語で、中国茶の文化、楽しみ方、魅力などを全世界に向け指導、伝える技術を向上させるために作られました。
資格習得方法
①日本国内にある、登録学習機関において規定のカリキュラムを修了すること。登録学習機関につきまして、ご参考までに、下記にて何か所かピックアップさせてもらいました。
②修了書がもらえたら、国内の事務所で行なわれる試験を受ける、合格ならば次の段階へ不合格ならば再試験となります。
③中国浙江省にある中国国際茶文化研究会本部で、研修と試験を受けます。不合格ならば、現地にて再受講・再試験が受けられます。(旅費・滞在費は実費負担となります)
詳しい試験に対するご質問などは、公式ホームページへお問い合わせください。また、お教室でかかる月謝や講座にかかる費用は、それぞれのお教室にお問い合わせくださるようお願い致します。
・ 楽工房 <ロ・ヴー> (名古屋)
・ Salon de Leecha 麗茶 (千葉県)
・ サロン・ド・シャンティ (東京都)
日本中国茶普及協会
中国大陸および台湾で生産されている沢山ある「中国茶」を幅広い販売形態が進んでいる日本で、業者・愛好家・研究者が協力しあい、さらなる普及促進するために設立した機関です。
こちらでの資格習得方法も、先ほどご紹介した機関とさほど変わる点はないですが、一応下記にご紹介いたしますね。
資格取得方法
協会の登録認定機関において、認定講習を受講し認定試験に合格すると同時に協会会員となります。その際に、インストラクター資格が授与されます。
資格の段階は、「初級」・「上級」・「高級」と3段階に分かれています。
また、上級を受けるには、中国茶に携わる実務経験3年以上、高級を受けるには実務経験10年以上もしくは同程度の実力があると判断された方・・という条件があります。
いずれにしても、受講料及び認定試験料など、詳しい詳細につきましては、公式ホームページよりメールにてお問い合わせください。
中国茶文化協会
中国茶と茶に関連する文化を調査・研究した成果をイベントや講習会を通じて、一般社会に伝え広めることで、日本の重要なパートナーである中国・台湾・その他アジア諸国と文化の相互理解を深めることを目的とした団体です。
こちらの協会で取れる資格は、大きく分けて二つあります。「茶を普及するための資格」と「普及者を育てるための指導者資格」です。細かくみていきますと。
アドバイザー資格
「初級」・「中級」・「高級」からなるお茶を普及する方の為の資格です。
①「初級」・「中級」は協会認定教室で認定の講習を修了することで、認定資格の申請が出来ます。
②「高級」は認定講習会を受講し、認定試験に合格すれば協会会員になるのと同時に資格の申請ができます。(1年更新)
こちらもご参考までに、認定教室をいくつかご紹介します。また、詳しい詳細につきましては、公式サイトをご覧いただきますようお願い致します。
・天地華茶 (青森県)
・華泰茶荘 (東京都)
・中国茶サロン 香茶 (静岡県)
・Liu Xiang 茶心・京都教室 (京都府)
・Singapore 留香茶藝 岡山支部 (岡山県)
・香水堂 (福岡県)
指導者資格(中国茶アドバイザー指導士・中国茶コーディネーター)
アドバイザーになりたい方を育てるための指導者を作る資格です。初級中国茶アドバイザーを養成できる「中国茶アドバイザー指導士」、初級~高級中国茶アドバイザーを養成できる「中国茶コーディネーター」の2種類から構成されています。
下記に、ざっくりとした案内ですが、それぞれの資格取得方法をご紹介いたします。
① 中国茶アドバイザー指導士取得の流れ
・協会本部にて1年1回集中開催講座を受講(カリキュラムは以下の通りです)
中国茶の歴史
茶書
中国茶の科学
中国茶の科学
茶葉知識
評茶理論
評茶技術
茶芸
インストラクション
・認定試験に合格する
② 中国茶コーディネーター取得の流れ
・いずれかの方法で取得することが可能です。
① 協会の認定する中国茶アドバイザー指導資格を取得して、指導実績を積みコーディネーター資格に合格する
② 協会の提携組織で中国茶指導者資格を取得後、同組織からの推薦を受け、協会の資格認定委員会で承認される。
私、ここの資格会員なのですが、先生のお人柄や話に関心が持てるかたにオススメしたい講座がそろっています。
お値段に関しましては、初級ですと1レッスン辺り2千円台から(認定講座にて)受講可能です。
中級からは、教室によっても異なる為、それぞれのお教室に聞いていただければ・・と思いますが、私の場合を例に挙げますと、大体月謝は1万円前後でした。ご参考までに。
長い記事ですみません>< ここらでゆっくり一息なさってくださいー(*´▽`*)
中国茶エキスパート
日本中国茶協会が認定するプロフェッショナルを育てる資格です。協会の方では講座を開設しておらず「遊茶」というお茶専門店で講座を受講し、認定試験に合格すると授与される資格です。
ランクも「ジュニア」・「シニア」・「マイスター」の3段階から構成されています。
ジュニアコース
中国茶の基礎的な知識を、実践を交えつつ幅広く学び、初歩的なアドバイスが正確にできる状態を目指す講座。
全5回の授業+認定試験1回の計6回から構成されている講座です。 お値段は、38,880円とお手頃価格です。
シニアコース
アドバイザーとして助言する知識やアシスタントを目指す方向けの講座です。ジュニア資格保持者もしくは、それと同程度の知識があると判断されたもの、かつ日本中国茶協会の会員の方が、対象となっております。
こちらもジュニア同様、全5回の授業に1回の認定試験の計、6講座から構成されています。 こちらの価格は、54,000円です。
マイスターコース
シニア課程を十分にマスターし、中国茶の専門知識・技術ならびに経験を兼ね備え、これから学ぼうとする方への教授技術の習得を目指す方向けの講座です。
受講条件として、中国茶エキスパートシニア資格保持者であること、日本中国茶協会の会員であることがあげられます。
全7回の授業に1回の認定及び茶席試験・1回の座学&課題発表・1回の座学&茶席発表の計10回の講座から構成されています。
こちらのお値段は、205,200円と内容もお値段もぐっと上がっていますが、全体的にみればどこも似たり寄ったりな金額であるといえます。
独自のインストラクター資格
中国茶専門店やお教室独自のインストラクター資格を設けている所もあります。好きなお店が資格講座を開設していたら素敵ですよね。
先生とても活躍されてる方が多いので、そういう所で学ぶというのも一つの手だと思います。また、そのお教室を卒業された多くの方々が、多種多様な場所で活躍されている所もあるので独自のインストラクダーだからといって侮れませんよ~。
茶芸師
中国国内で、ホテルや茶芸館に就業する方を対象に作られた職業資格です。中国国内資格にも関わらず、中国茶に関わる多くの方が取得している資格です。
基本的には、中国浙江省に行き、現地で実習と試験に合格した方に与えられる資格ですが、日本での受験が出来る所もあります。
それが、日本中国茶協会が開催している茶芸師講座と評茶師講座です。
金額に関しては、日本で受けるのも中国で受けるのも大した差がないので、お好きな方を選んでしまってOKです。
私の場合は、1週間も仕事が休めるような状況ではなかったので、日本で受ける一択しかできませんでしたが、時間がある程度自由になる方でしたら、本場に行くのもいい勉強になるのではないかと思います。
茶芸師につきましては、All aboutという専門家の方が記事を書いているサイトの中国茶カテゴリーで、平田さんという方が書かれているコラムが非常にわかりやすいので、そちらを見ていただけたら・・と思います。 当時私もこのページを参考にしていたので、オススメです。
こちらからどうぞー♪
評茶員
こちらも中国国内の資格です。お茶のソムリエのような資格といえばわかりやすいと思います。茶葉の外見から入れた後の状態までを見てまた、味わってどんなお茶なのか見極める技術を高める資格・・といえます。
こちらも日本中国茶協会の方で初級・高級と受験することが可能です。 詳しくは公式HPの方からお問い合わせいただきますようお願い致します。
まとめ
こんな下までお読みいただき、ありがとうございます。読むだけでも疲れてしまいましたよね(>_<)
中国茶は歴史が長い分、色々な専門店・非営利団体が存在しており、選ぶのも探すのも一苦労だと思います。講座を探して迷われている、そんな方のご参考になれば・・と思い、まとめてみましたが結構な量でしたね; すみません(>_<)
レッスンを選ぶ基準についてですが、初級講座は楽しく学べる所を選び、その後さらに興味が出てきたら専門知識を深めれそうな所を探すのがいいと思います。
どちらの講座やお教室を選ぶにしろ、あなたの中国茶ライフが素敵なものになりますよう!私も陰ながら応援しています。
お読みいただきありがとうございました(*´▽`*)