健康ブームでプーアル茶の人気が高まっていますよね! どんな種類のものがあってどんな効能があるのか、またおいしい入れ方があれば知りたい所だと思いますー。
今回はそんなプーアル茶を含む黒茶のご紹介を2回に分けてしたいと思います。1回目は黒茶の種類についてです!
出典:http://www.sentir.co.jp/emperormoon/tea/kurotya.html
黒茶ってどんなものがあるの?
雲南省で作らているプーアル散茶やプーアル沱茶・プーアル磚茶・七子餅茶、四川省で作られている康磚・金尖や広西チワン族自治区で作られている六堡茶、湖北省で作られている老青茶・青磚茶や湖南省で作られている千両茶・花磚茶・茯磚茶があります。
因みに「サントリー」から出ている黒烏龍茶は黒茶とも烏龍茶とも違う、独自のブレンド茶です。
プーアル散茶
特級品質茶葉です。年代物かつ保存状態の良い物が高価とされ、独特の渋みで油を流す効果が高く、広東料理には欠かせない飲み物です。また、胃腸の消化を促進する働きがあります。 固めてない状態のお茶です。
味わいは、品がありさっぱりしています。
プーアル沱茶
沱茶とはお椀型の緊圧茶のことを指す名前です。雲南省下関で作られているものが有名です。また、種類も、晒青緑茶を直接蒸して沱茶にしたものと、渥堆発酵後のプーアル散茶を原料としたものの2種類あります。
七子餅茶
円盤状に圧縮したものを「餅茶」と呼びます。布の袋に入れて蒸す際に、縛った口の部分を円盤の中央に押し込めるので、中央にくぼみができます。
「茶馬古道」での交易上便利なように緊圧され、七枚を1筒として馬の施に積んだことからこの名前が付きました。
「七子」は子孫繁栄の意味を含むので婚礼の贈り物として使われることもあるそうです。
康磚・金尖(こうたん・きんせん)
四川省で作られているお茶です。「蔵茶」と呼ばれるチベット茶の1種で、比較的等級の低い晒青緑茶で作られます。主な消費は、チベット。バター茶などにして飲むことが多いです。
味は、飲みやすくあっさりとしています。 康磚の角が取れたブロック型の上質なものを「金尖」といいます。
六堡茶(ろっぽちゃ)
広西チワン族自治区で作られているお茶です。熟成が進みやすく持ち運びに便利なので、竹籠にいれて保存されることが多いです。今では250gの茶葉をかわいい小さな竹籠にいれたものもつくられているそうです。
また、散茶だけでなくブロック型・お金型・円柱状などの緊圧茶に加工されることもあります。
味は、クセがなくて飲みやすく、しっかりとしたコクがあります。
青磚茶(せいたんちゃ)
湖北省でつくられているお茶です。 「老青茶」を原料にした100余年の歴史がある黒茶です。正方形のブロック型で2kg・1.7kg・900g・380gなどの大きさがあります。
主な消費地は、内モンゴル・チベット・ロシア・イギリスなどに輸出しています。青磚茶は、表面の「面茶」と内側の「黒茶」に異なる茶葉を使用していて、「面茶」には1~2級の良質な茶葉が使われています。
味わいは、クセがなくて飲みやすいです。
千両茶(せんりょうちゃ)
湖南省で作られているお茶です。1821年、陜西省の茶商が安い黒茶で円柱型の「百両茶」を生産、その後1870年頃、山西省の「三和公」が「千両茶」を作ったのが始まりとされています。一旦生産が絶えましたが、湖南省で1952年に復刻しました。
五尺の長さのまま売られていることもありますが、通常はスライスした円盤型の状態で売られています。
味わいは、黒砂糖のような甘いコクがあります。
茯磚茶(ふくたんちゃ)
こちらも湖南省で作られているお茶です。1860年頃登場し、当初は「湖茶」と呼ばれていましたが、天に伏した状態でつくられることから「伏茶」とよばれるようになりました。
味わいは、あっさりとした飲みやすい口当たりが特徴です。
まとめ
中国茶に詳しくない方は、プーアル茶って言われるとそんなに種類がないと思ってる方も沢山いらっしゃると思います。実際、私も中国茶を勉強する前は、2種類ぐらいしか知らず、実際に飲んだものも日本で売られている粗悪品・・・あまり質がいいとは言えないプーアル茶でした。
私はそのプーアル茶を飲んで「胃腸」がおかしくなりました。
健康になるからオススメですよ・・と言われたのに です。
そんな方が一人でも減るといいなと思って記事を書いています。じゃあどうやっていい物を見つけるか・・ですが、いきなりいい物を見つけるのは至難の業です。
ある程度どんなものなのか知った上で、信頼できる専門店で試飲をして買うのをお勧めします。
プーアル茶の健康効果については次回、書きますね。
お読みいただきありがとうございました(*´▽`*)