日本茶のような味わいと蘭の香りが特徴の太平猴魁、中国茶・緑茶の歴史と淹れ方
Photo by Thought Catalog on Unsplash
このページにはプロモーションが含まれています。

読書とともにまたは食後のお供に・・と日常の生活にかかせないお茶ですが、ここの所ぐっと温度も下がってきて、ますますおいしく感じられる時期になりましたね。

日本人といえば緑茶、CMでもコンビニエンスストアでも町中に緑茶があふれていますよね。

意外かもしれませんが、日本だけじゃなくて台湾や大陸でも、緑茶は一番飲まれているお茶なのをご存じですか?

今日もそんな緑茶というお茶のひとつ、「太平猴魁」について記事にまとめてみました。

それではいってみましょう。

太平猴魁(たいへいこうかい)ってどんなお茶?

中国緑茶のひとつで、安徽省太平県猴坑(現在では名が変わって黄山市黄山区になっています)が原産。こちらで取られたものが最も質が良いものといわれています。

また、安徽省を代表とする「尖形緑茶」の種類に属しており、烘青緑茶の中で一番有名なお茶です。

歴史的な話だと、割とそんなに古い歴史ではなく、清代末期1900年代に作り始めた比較的新しいお茶です。黄山市黄山区は以前、太平県という地名が付いており、猴坑に住んでいた王魁成がこのお茶を作ったことから「太平猴魁」の名前が付きました。

そののち、1915年にアメリカのパナマ万博で金賞を受賞したことから、世界的に有名なお茶となりました。また、1955年には中国国内でお茶の中でトップ10に選ばれた銘茶です。

見た目は平らで茶葉そのものを乾燥させた形状をしているのが特徴です。

スポンサーリンク

どんな香りや味がする?

日本では、ほとんどが機械で茶摘みされたものが多いですが、中国では手摘みされたものが多く、こちらのお茶でもその差ははっきり価格に反映されています。

新芽の茶葉が大きいのが特徴で、質のいい物になるととても形がよく、色も綺麗な緑色をしており目でしっかり確認できるほどです。

私の手元にある下画像のは、お勉強用に購入した(しかも時期もずれている時に購入したので・・・)ものなので、あんまり質はよくないです(;´∀`)でもお値段は3000円くらいしました。

高価ですよね・・・!

今回画像を載せようと思いましたが、若干劣化しているようなので、また時期になったらUPしますね(´・ω・`)すみません。香りは袋から出した瞬間からいい香りがしました♪ので、淹れたものだけ載せておきますね。

因みに上記画像は、2煎目ですがほのかな花のいい香りがします。水色は黄金色ですね。因みにガラスコップではなく、鑑定杯で淹れました。

とっともかく(笑)質のいい物だと水色は、綺麗な緑色~黄金色、ほのかな柔らかい蘭の香りと、コクを合わせもった上品さがあるお茶で、大体1回で3~4煎まで楽しめます。

スポンサーリンク

どんな淹れ方をすればいい?

一番いいのは、茶葉を十分に楽しめる耐熱性の細長いガラスコップをお勧めします。 この方法だと一人で楽しむ場合と数人で楽しむ場合、どちらにも対応がきくところが、お勧めできるポイントとなります。

もちろんお手持ちの急須でもおいしく淹れられます。下記の手順を目安に淹れてみてくださいね!

今回は、上記のガラスコップを1人用として楽しむ場合の例でご紹介したいと思います。

① 耐熱用のガラスコップに熱湯を注ぎ温める

② 注いだ湯を捨て茶葉3gを茶器に入れます

③ 茶葉が浸かるくらいのお湯(85~90度)を注ぎ入れ茶葉をなじませます

④ なじんだら残りの湯を注ぎ3分程度そのままにします

⑤ 出来上がり
*この時直飲みが苦手な方や人数が多い場合には、事前に温めたピッチャーなどにあけそこから茶杯などに分けてお飲みください。

⑥ お湯が少なくなってきたら、その都度お湯を足しながら抽出してください。すぐ飲まない場合は、茶こしなどを使って茶葉を湯から引き揚げておくのも最後まで楽しむのには重要です。

日本茶が好きな方には絶対気に入っていただけるんじゃないかな・・・と思います。

あなたのお茶選びの参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
おすすめの記事