春ですねー。春といえば何か新しく始めたくなる時期だと思います。そこで、日本人にとって普段の食事の時や外食時のお供に切り離すことのできないお茶を習ってはいかがでしょうか。一口にお茶といっても、日本茶・紅茶・中国茶と大きく分けて3つの種類があります。
その中でも、今回は日本人になじみ深い、日本茶の資格がとれる講座に絞ってご紹介したいと思います。
NPO日本茶インストラクター協会
社団法人日本茶業中央会が母体のNPO法人です。日本茶の普及と日本茶文化の継承を目的に、2002年2月に創立された非営利団体です。
ここで取れる資格は以下の3資格です。ちょっと前までは、全て通信教育で完結していたのですが、最近、養成講座コースが出来たようです。
・ 日本茶アドバイザー
・ 日本茶インストラクター
・ 日本茶マスター
です。細かく見ていきますね。
日本茶アドバイザー
日本茶に対する関心が強く、購入者へのアドバイス及びインストラクターのアシスタントを目指している方向けの資格です。
・受 講 形 態:通信講座+1日(実技講座)
・開 催 期 間:4月15日~8月15日
・受 講 料:27,000円
・認定試験代:10,800円
・修 了 証 書:4カ月以内にレポート2冊分を提出し、さらに点数が60点の方。実技講座に参加された方
日本茶アドバイザー養成講座
振替制度は無いものの、レポート提出をすれば最終日のテストを受けられるみたいなので、日程的に厳しい方にも挑戦できのではないでしょうか?
ただ、3科目欠席してしまうと終了認定テストを受けれないので、注意が必要です。
・受講形態:通学
・受講期間:2~5カ月(終日5日間)
・受 講 料:64,800円~71,800円
・定 員:16~40人程度
・受講条件:18歳以上・基本的に全日程出席できる方・既に、アドバイザー及びインストラクター資格を取得している方は受講不可
・修了基準:全7科目中5科目以上出席・欠席した講座はレポート提出すること・最終日のテストに合格すること
日本茶インストラクター
日本茶への関心が高く、プロとして活躍したい方向けの講座です。こちらも基本的には学科から茶鑑定まで通信のみで完了してしまうコースです。
・受講形態:通信
・受講期間:4~6カ月
・受 講 料:63,280円~71,280円
・定 員:なし
・取得資格:修了後申請により日本茶アドバイザーが取得可能です。また、インストラクター試験1次(学科)と2次(実技)に合格することでインストラクター資格を取得することも可能です。
日本茶マスター
日本茶インストラクター資格の上位資格です。インストラクターとしての経験・知識の程度が優れている方に授与されるようです。また、インストラクター歴3年以上の方が要件になります。
更に詳しい内容を知りたい方は、公式サイトへお問い合わせください。
日本茶鑑定士
日本茶インストラクターとは方向性の違った日本茶のプロを作る為の資格です。競技会の上位有段者及び5段以上の段を持つ方を対象に、3年上の研鑽を積んだ方に授与される資格のことです。高い知識と技術を持っている茶業界の中でも、さらに選別されるため「価格」と「品質」を見極めるプロ中のプロ資格です。
また、3年の研修の中にはお茶以外の研修もあるため、趣向品の全体の知識を習得できます。平成19年に創立し、平成21年に39名の鑑定士が誕生しています。
まとめ
お茶の資格の場合、民間資格が多いのでそれだけで就職できるようなものはありません。ですが、お茶の資格を取ることによりお客さまをもてなす時においしいお茶を振る舞うことも出来ます。また、落ち込んでいたりストレスのたまった友人や恋人にリフレッシュできるひと時をプレゼントすることも可能です。
また、一口にお茶をおいしく入れるといっても、茶葉の選び方からお湯の温度まで学ぶべきことは、沢山あります。専門的な知識を学ぶことにより、高い茶葉だけでなく安価な茶葉でも一手間入れるだけでとびきりおいしいお茶になります。
自身が楽しむだけでなくコミュニケーションの一環としてお茶を習ってみてはどうでしょうか?
参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。