このページにはプロモーションが含まれています。

4回連載の最終夜、今回は中国緑茶の特徴と入れ方についてご紹介したいとおもいますー。

出典:http://www.himechaden.com/ankitsu.html

中国緑茶の種類と特徴について

中国緑茶には、以下の4種類の製造方法でつくられたお茶があります。

① 炒青緑茶 (しょうせいりょくちゃ)

② 蒸青緑茶(じょうせいりょくちゃ)

③ 烘青緑茶(こうせいりょくちゃ)

④ 晒青緑茶 (しゃせいりょくちゃ)

炒青緑茶

加熱した釜で炒った後、竹のかごなどに広げて室温まで下げ、その後再度炒って成型したもの。

龍井茶を代表とするほとんどの緑茶が、この製法で作られています。

南京雨花茶・碧峰雪芽・竹葉青・古労茶・台湾碧螺春・台湾龍井・碧螺春・西湖龍井・径山茶・安吉白茶・平水珠茶・老竹大方・廬山雲霧・都匀毛尖など。

蒸青緑茶

蒸して発酵を止める、宋代まで主に行われていた製法です。 いまではほとんど作られていないそうです。

恩施玉露がこの製法で作られています。

恩施玉露・仙人掌茶。

烘青緑茶

釜で炒った茶葉を室温まで下げた後、烘炉で成型しながら乾燥したもの。

黄山毛峰や太平猴魁などを代表とする2番目に多い緑茶は、この製法で作られています。

六安瓜片・太平猴魁・黄山毛峰・信陽毛尖・黄山緑牡丹・鳳慶白毫・南糯白毫・華項雲霧・烘青花茶など。

晒青緑茶

一部の地域では、乾燥の工程を日光に晒して行います。

主にプーアル生茶がこの製法を用いられています。

雲南下関沱茶・プーアル生茶(原材料)・竹筒茶・滇青・黔青

スポンサーリンク

伝統的な入れ方

伝統的な入れ方には、下記の4種類の方法があります。

① 上投(置)法

② 中投法

③ 下投法

④ 下投法(変形)

 上投(置)法

碧螺春などの新芽茶に用いる方法です。香りが出やすいので繊細さのある茶葉に向いています。茶器に必要な量の湯を注いでから、茶葉を上から投入する方法です。

茶葉の浮き沈みを楽しめます。

中投法

お湯を3分の1入れた後、茶葉を入れ、残りのお湯を注ぐ方法です。

下投法

茶葉を入れてから湯を入れる方法。龍井茶など茶葉に厚みがないものは、この方法でいられれます。逆に厚みがある場合は、上投法で入れるといいですよー。

下投法(変形)

茶葉を入れて2~3回お湯を入れてジャンピングさせる方法です。香りと味が均一になるのが特徴です。

スポンサーリンク

現代的なおいしい入れ方

茶葉の使用量(1:20~1:50)、またお湯の温度は80度~、時間は2~3分を目安にしてください。方法は下記の3種類です。

① 浸潤泡

② 鳳凰三点頭

③ 継ぎ足し

浸潤泡

香りを出やすくするために、少量のお湯で茶葉を浸す、あるいは蒸らす(湯になじませる)方法。

鳳凰三点頭

香り・味を均一にするために、2~3回お湯を鳳凰が首を垂れるようにジャンビングさせる方法です。

継ぎ足し法

茶葉を残しその都度お湯をつぎ足して飲む方法です。

おすすめ茶器

磁器製もしくはガラス製の杯または、蓋碗(蓋は使わない)をオススメしますー♪

まとめ

新しく茶器を買わなくても、耐熱性のガラス製コップがあれば楽しめる飲み方をご紹介してきました。

入れ方もとても簡単なのでぜひ試してみてくださいー。緑茶は、熱い状態でも体を冷やしてしまうお茶なので、春の新茶シーズンから夏にかけて飲むのがいいといわれています。

冷え性なのって方はご注意くださいませー。

お読みいただきありがとうございました(*´▽`*)

スポンサーリンク
おすすめの記事