紅茶から他のお茶に興味が出てきた方、お茶を勉強しようとしてる方、単に様々なお茶を楽しみたい方に向けて、お茶の記事を書いています。今日も引き続き、中国茶分類の紅茶の一つである「米磚茶」について記事にしてみました。
この記事を読めば、中国紅茶 米磚茶について詳しくなること請け合いですよ?
それではいってみましょー♪
米磚茶(べいたんちゃ)って一体どんなお茶なの?
見た事がある方はもしかしたら少ないかもしれません。実際、私も先生のお宅で初めて実物を見たぐらいなので、日本で取り扱っているお店も少ないと思います。
ぱっと見はプーアル茶のように見えますが、粉砕した紅茶の茶葉を圧縮して作られた緊圧茶の一種です。参考資料として下記に画像を貼りました。こんな感じです。↓
私が、実際に先生の所で見せていただいたものは、上記のものより細工が細かくて、物凄く高い物なんじゃないかなーと思った品物でした・・・が、そうそうネット上で同じものは見つかりませんでした;
原料として使われている茶葉は、原産地である湖北省の他にも、湖南省・広西省・安徽省の紅茶も使用されています。1870年にはロシアにも輸入されていました。その後は、ほとんどがウイグル自治区や華北に出荷されているそうですが、ロシアやモンゴルへの輸出も続いているお茶です。
飲んでみたいんだけど日本に売ってるお店あるの?
調べてみたところ「米磚茶」そのものを販売しているところは見つかりませんでした。しかし、プーアル茶を含む似たような緊圧茶を売ってる通販やオンラインショップは多数見つかりました。参考までにいくつか下記にURLリンクを貼っておきました。
・ プーアルカフェ
・ 姫茶伝
・ 茶房茉莉花
・ HOJO
この中からお気に入りの一品が見つかるといいですね。
米磚茶の飲み方ってどうすればいいの?
とても硬いのでハンマーなどの工具で叩く場合もあれば、プーアル茶などを削る茶具があるのでそれで切り分けることもあるそうです。中にはどれもほぐせなくてノコギリで・・・という所もあるそうです。
私の見た方法だと、茶葉の塊になっている部分を手ほぐしてからお茶として入れていたので、品物によって・・・なのかなあ?といった印象です。
他の茶葉同様、上記の手順でほぐした茶葉を温めた茶器に入れ、熱湯を注ぎ3分前後蒸らすだけです。基本を押さえつつ、好みの味を見つけるために色々な方法で入れてみるのも楽しみ方の一つですね。
まとめ
米磚茶は、圧縮したお茶の表面に凹凸をつけることで加工することが可能になるため、模様や絵画のような風景などが付けられ、工芸品としての価値も高いお茶です。
中々日本国内では手に入れるのが難しいお茶になってきてしまいますが、似たようなお茶は買えるので、もし興味がおありでしたらURLを貼った専門店を覗かれてみてくださいねー。
参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。