今日は、中国茶の中でも特に貴重な「黄茶」についておいしい入れ方や種類・効能などをご紹介したいと思います。
この記事を読めば「黄茶」について詳しくなれますよ。
黄茶
全て芽で作られたお茶で、献上茶として作られていたため生産量があまりない、貴重な弱後発酵茶です。また、黄茶独自の「悶黄」という工程を経て作られています。
数がどんどん少なくなっており、値段もそれなりにします。
「悶黄」とは
微生物が一切関係しない、高湿度・高温環境下で、茶葉内のポリフェノールを中心とする成分が、非酵素的に酸化されることをいいます。
また、ポリフェノール及びクロロフィルは、酸化することで緑から透明、および黄色へと変化します。
良い黄茶の見分け方
茶葉の外観や水色・香りや味わいなどから良いものを見つけることが出来ます。
① 茶葉の見た目が 黄色いもの
② 水色(すいしょく)が黄色い
③ 香りの特徴として 新鮮な香りのないもの
④ 渋みがあったり・緑色や黒色だったらニセモノと思ってください。
黄茶の種類
下記の3種類のみです。君山・霍山・蒙頂は全てお寺の名前でそこで作られたお茶であることを示しています。
黄山銀針
最近は数が少なくなってきてて黄山緑針 になってきてしまってるらしいです(笑) 湖南省北部の君山で作られています。芽のみを使用した針のようなお茶であることから名が付きました。
湯を注ぐと茶葉が直立することから「刀槍林立」や「金菊怒放」などと形容され古えより愛されていたお茶です。
霍山黄芽
安徽省霍山県の海抜600m以上の産地で作られている黄茶です。気温の低い土地で育てられるため、葉は繊細で穀雨の3~5日前に一芽一葉から一芽二葉で茶摘みされます。
蒙頂黄芽
四川省蒙頂山一帯が産地です。春分の前後に新芽を摘んで作るお茶です。唐代の詩人「白居易」も絶賛したという、一斤(500g)で1万個の新芽を必要とする銘茶です。
2000年前には存在していたと伝えられており、「悶黄」という製法のため、茶葉の色はくすんだ黄ろい色をしています。
また、このお茶を飲むと、病人は病気が治り、元気な人は若返るという言い伝えがあるそうです。
おいしい入れ方
中投法を使った入れ方が適しているといわれています。手順は以下の通りです。
①まず茶壷やグラスなどの茶器に3分の1ぐらいのお湯を注ぎ
②茶葉を投入し
③しばらく待ってから残りのお湯を注ぎます
ですが、これが一般的というだけで、季節などでも若干変わってくるので、上記の方法で試してみてその後色々試してみるのも楽しいかと思います。
お湯の温度は大体
80~90度ぐらいを目安に
5分以上蒸らしてくださいね
おすすめ茶器
ガラス製の蓋碗や磁器の茶器をおすすめします♪
ガラス容器では茶葉を眺めながら・・ということも出来ます。
磁器の場合は見えませんが綺麗な水色を眺めながらのお茶も素敵だと思います。
まとめ
本当は見本として茶葉をお見せしたかったのですが、家に在庫がなかったのですみませんっ
また、知り合いというか私の先生のお店でも今は、取り扱ってないようでした;
それだけ数が減ってきているのかもしれません。
黄茶の入れ方自体もとても簡単だったと思います。 あれはあくまでも基本なので、お茶のグレードだったり季節だったりによって若干変わってくるものなので、色々試してみて
あなただけの
おいしい黄茶の入れ方を見つけるのも楽しいと思いますよー。
ご参考になれば幸いです!
お読みいただきありがとうございました(*´▽`*)